痛みの部位による原因推察
背中の左側が痛むケースの原因として考えられるのが、胃に関連した原因で、胃の痛みが背中の張りや肩甲骨の内側の痛みに出てくるがあります。運動痛に加え、安静痛もしくは夜間痛などがあれば胃の疾患が大いに考えられます。
心臓疾患による背中の痛みも考えられます。大まかには、背中でも真ん中から左にかけての痛みや違和感が多いようです。左腕や指に放散する痛みやしびれ、違和感は、心臓疾患を疑うことも必要です。
膵臓の病気と関係している場合もあり、膵臓の病気には、炎症性の病気が多く、急性膵炎と慢性膵炎とに分類できます。
背中の右側が痛むケースの原因として考えられるのが、胆嚢の病気で胆石や胆のう炎や胆嚢ポリープなどがありますが、これらの病気に関しては、しっかりした医療検査が大切です。
背中の中央が痛むケースの原因として考えられるのが、椎間板ヘルニアで椎間板が変性を起こして、中の髄核が突出して神経を刺激します。椎間板ヘルニアになる原因は、外傷・重複的微外傷などの力学的原因が主であると考えられます。
食道の異常から来る場合もあり、運動痛の他に安静痛が存在します。腹部の膨満感があれば十二指腸潰瘍かもしれません。この他にも部位に関わらず考えられるものとして、背骨の側湾症、筋膜の病気、脊柱管狭窄症、筋肉が原因となるもの、骨の病気、捻挫、肺の病気などが考えられます。