背中の痛み 背筋痛の原因と治療

痛みの原因の解明

背中の痛みには必ず原因がありますが、どれも似たような痛みなので、自分で原因を判断できないことが多いものです。

 

特に骨折や捻挫などといった身に覚えがないような背中の痛みには、不安がつきまとうでしょう。大切なことは一つひとつ鑑別をしていくことで、まずは痛みが起こる原因を自分で覚えているかいないかを考えます。

 

例えば、転倒や強打や不自然な姿勢で痛みが走った場合などがそれです。これらの覚えがない場合は、医療機関で画像診断にてヘルニアや骨の変形を確認します。

 

神経圧迫が確認できれば痛みの原因はそれだと考えられますが、画像上は何も問題がない場合もあります。この場合は、筋肉や靭帯の軟部組織の異常を疑います。

 

これらの場合は急性期の炎症を除けば慢性痛であり、自動運動での痛みや体の動かし始めの痛みもしくは起床時の痛みが多いようです。

 

安静痛がある場合は、内臓異常や感染症や腫瘍等の異常が考えられますので、医療検査は欠かせません。 さらにこれらの検査をもってしても、全てに異常がないと診断されることも多く、実はこのような方が圧倒的に多いのが事実です。

 

原因はあるのですが異常としての診断が不可能なのです。映像として確認できないような異常は、軟部組織や内臓の異常であることが多く、疲労もこの中に含みます。筋肉や靭帯の不調は映像では判りません。